Q:5歳の息子がふざけて、言われたことをちゃんとやりません。
怒るとますます悪循環になります。

A:4~5歳児は、やり始めても途中で周囲に気を奪われ中断したり、失敗したりすると、やり続けられなくなる時期です。失敗しそうになると、急に手を抜いて、おちゃらけたりもします。これを大人が見て『ふざけている』『言われたことをしっかりやらない』などと言うことがあります。しかし、子どもにしてみるとこれは、とても素顔のままではその時を過ごせない、という精一杯のとりつくろいの行動なのです。もし、そんな場面を目の前にしたら、小言をいう前に、思い切って一緒にふざけてみてください。そうすると、次のようになります。

 

① 失敗を気にしてのふざけなら
「ああ、よかった。失敗と言われなくて」と肩の力が抜けてまたそれをし続けます。

 

② ただふざけていたのなら
「エッ!一緒にふざけてくれるの?」とさらにふざけに拍車がかかります。

 

①の場合でしたら、そのまま温かい眼差しで見てあげてください。もし親の目を気にしていて活動が進まないようでしたら、目をそらしたり、その場から少し離れてください。そして本人から「できたから、見て!」と言うまで待ってください。気にする子は出来栄えを気にしている子なので、出来上がったら必ず報告にきます。歯がゆいでしょうが、じっとお待ちください。
 ②の場合でしたら少し続けてください。ふざけにも山があり、ひと山を越えると落ち着きます。山を越えたら「じゃあ続きをしよう」と言って、こちらから始めてしまいます。先ほど自分のノリに合わせてもらい、とても良い人間関係になっているので、なぜか素直にやりたくなってしまうのです。「やりなさい」のひと言も不要です。 あまりノリの山が長いようでしたら、ちょっと心配してください。精神的な発達がゆっくりしているか、日々のストレスの大きすぎが考えられます。そうであったとしたら、なおのこと、しっかりノらせて、未発達の面やストレスを解消させてください。

 

Q:うちの子は作るには作るのですが片づけをしたがりません。

A:「作ること」と「片づけること」ではどちらが魅力的でしょうか。そしてどちらが、創造力を育むのでしょうか。
 創造力も持続力も、そして片づけることも一緒に身に着けて欲しいものです。しかしそうはいきません。ひとつずつしか育たないのです。そこで順を追って育ってもらうことにしましょう。まず片づけるためには散らかしてもらわなくてはなりません。しっかり散らかして遊んでもらいましょう。それから一緒に片づけながら合理的な片づけ方法を伝えましょう。ここで覚えておくべきは「しっかり片づける子はしっかり遊ぶ子」ということです。しっかり遊ぶとは、その遊びの魅力を知るということと、ものごとには終わりがあるという達成感を味わうということです。遊ぶ魅力を知ったことで、イラつかなくなり、心が素直になり、達成感が片づけを最後までやりきらせる力になっていくのです。途中でやめたり、投げ出したりする子は、片づけもできないのが普通です。もし片づけだけをしっかりする子がいたら、遊びきれずとても欲求不満の毎日を送っているといえるでしょう。まず「しっかり遊ぶ」。そして「少しずつ片づけ」です。

 

協力:やす託児所  安のりこさん
HP:http://yasutakujisyo.com/index.htm